難消化性デキストリンで血糖値の上昇を抑える

難消化性デキストリンで血糖値の上昇を抑える

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食後の眠気を抑える食べ物カテゴリでは、何を食べれば食後の血糖値上昇を抑え、眠気を防ぐかについて紹介します。

難消化性デキストリンとは?

水溶性の食物繊維です。とうもろこしのでんぷんから作られた物質で、トクホとしても認められています。

難消化性デキストリンの効果とは?

大塚製薬さんのWebより引用

端的に言えば食後の血糖値の上昇を抑える効果があります。食後の睡魔の原因の一つにはこの血糖値の上昇が大きく関連していると考えられますので難消化性デキストリンを含んだ食べ物を摂取することで、眠気を抑える効果があると考えられます。ついでに言うと脂肪の吸収スピードを遅らせる効果もあるようです。

食事から摂った炭水化物(糖質)は、体内でブドウ糖に分解されます。そのあと小腸で吸収されて肝臓へ送られます。この小腸で糖が吸収されるときに、難消化性デキストリンの働きで、糖の吸収スピードがゆるやかになることがわかっています。
ラットおよびヒトを対象としたいくつかの糖質の試験では、難消化性デキストリンは、ブドウ糖や果糖などの単糖類には影響を及ぼさず、麦芽糖の血糖上昇をおさえる作用があったことが確認されています。
難消化性デキストリンは、麦芽糖の分解を抑制することで、食後血糖値の上昇をおさえました。
さらに、難消化性デキストリンを食事と共に摂取したヒト試験でも、食後の血糖値の上昇をおさえることが確認されています。

(出典)
日本内分泌学会雑誌、68,623-635(1992)
日本栄養・食糧学会誌、46,131-137(1993)
糖尿病、35,873-880(1992)
栄養学雑誌、53,361-368(1995)
日本食物繊維研究会誌、3,13-19(1999)
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出典:水嶋昇他
健康・栄養食品研究
Vol.2 No.4 1999
被験者36人に対して、うどん定食を難消化性デキストリン5g配合したお茶と一緒に投与すると、ふつうのお茶と一緒に投与した時と比べて、血糖値の上昇が有意に抑制されました。

難消化性デキストリンが入った食べ物は?

昨今ではトクホのペプシなんかにも入っているみたいです。デキストリンは水溶性なので飲み物に適しているのかもしれません。

 

基本的には人工的に作り出しているものなので、色々な食品に入っているというイメージでしょう。トクホマークが付いているものはこれが入っているものがありそうですね。

以前に紹介したSOYJOYにも含まれています。4g前後という感じですね

日本人の食事摂取基準(2010年版)では、食物繊維の目標量は、18歳以上では1日あたり男性19g以上、女性17g以上とされているそうですから、SOYJOYだけで賄おうとすれば5本ですね。(いや、他のものをちゃんと食べましょう)

飲み物だと甘いものが多い印象があって、僕は敬遠しちゃうのですが、そういう人であればこの2つが良さそう。

カルピス社『健茶王〈黒豆黒茶〉』

健康王

『アサヒ 食事と一緒に十六茶』

『アサヒ 食事と一緒に十六茶』
『アサヒ 食事と一緒に十六茶』

難消化性デキストリンのカロリーは?

1kcal/gだそうです。食物繊維は胃で消化されないので以前は0kcalとされていたそうですが、腸で吸収されてエネルギーとなるという研究が進んだことによって現在は食物繊維毎にカロリーが設定されています。

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